2017年2月14日火曜日

「ビジネス心論」第二稿:学ぶ志が次代を拓く

ビジネス思考の「意・志・気」=その1=

何かを成し遂げようとした時、人は不安に駆られることがある。今のままで良いのか、他にもっと良いやり方があるのではないか。確認する術を持たず、今までに自分が知り得たことを基本に、もう一度筋道立てて、自分のやろうとしていることを説明しようとする。 そこに働く力としては、ある時は累積された個人的な知識がものを言うこともある。
しかし一方で、知識だけでは解決できないことがある。知識を活かすのは、本人の「意」であり  「志」、そして「気」である。
※ビジネスパーソンに、「意」の一言

蓄積してきた知識だけでは、今起きている現象を説明することが出来ず、あの時に、もっと学んでおけば良かったと反省することもある。後の祭りである。そのような時に大いに発揮されるのが、本人の意識である。過去は問題ではない。今起きている現実にどのように対処しようとするのかの、自分自身の意欲や対応の姿勢を問われているのだと、はっと気づく。すると、それまでに思いもつかなかった方法が浮かんでくることがある。誰かに習った方法ではない。自分自身が編み出した道筋である。
理屈だけでは解決できないことが多く登場してくるのが、ビジネスの現場である。このような施策を展開すれば、顧客は間違いなく動いてくれるはずだと思うのだが、その通りの結果が生まれてこない。予期せぬことだらけである。そのような時には、過去に学んだことの、何とも脆弱なことかを思い知らされる。
単なる表層的な「知っている事実」よりも、心底思い込んだ「まだ見ぬ未来」を 実現しようとする意識が、どれ程の力になるかを知るときである。
マーケティングが、「学」として存在するのではなく「論」として存在するのも、 そこに意味がある。体系的な枠組みを知ることだけが学問ではない。自分自身が 実行する「未来への道案内」である。「意のあるところ道は拓ける」そして、「知は その道を飾る」と解釈したい。

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