古い話になるが、昭和30年代に流行った歌に、植木等が歌った一連の「サラリーマン讃歌」がある。曰く♪サラリーマンは気楽な稼業・・・・♪わかっちゃいるけどやめられない・・・♪そして、当時の東宝映画には「社長シリーズ」や「サラリーマン出世太閤記」のような、会社勤めの楽しさ、つらさ、面白さを謳った喜劇に人気があった。何となく悲哀を感じさせながらも、その響きには今の状況から逃げることの出来ない何かを感じさせる単語として「サラリーマン」があったように思う。
そして今も、「サラリーマン減税」や「サラリーマン年金」と、やはり日々の生活がにじみ出るような呼称である。職業を言っているわけではない。働いたことの対価として俸給を得ているのが「サラリー」を貰っている人々「サラリーマン」と言うことであろうか。どうも前向きな印象を持たない。何を対価物として供しているのかがはっきりしないからである。労働力・労働時間といった、どちらかと言えば「人力」を対象としているように感じる。
その言葉と対峙するように、最近は「ビジネスマン」なる言葉が良く使われる。本来的には実業家であろうが、仕事をしている人といったダイナミックな印象もある。サラリーマンが状況的であることに対して、ビジネスマンは行動的である。やっていることの内容まではわからないものの、イメージで言えば、決められたことを所定時間内に仕上げるだけのルーチン業務に限らぬ領域にまで、行動範囲が広いようにも感じる。
サラリーという対価を主にした言葉。ビジネスという仕事を主にした言葉。自分自身もひと時「サラリーマン」と呼ばれる一人であった。しかし、対価意識よりも業務意識の方が強かった。してみると、過去も今も「ビジネスマン」としての自分の存在である。
「サラリーマン」は思い至る先には「自分の生活」があり、「ビジネスマン」のそれは、「人生を描く」想いにあると解釈している。
2011年2月13日日曜日
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