マーケティングは市場の変化への創造的な適応行動であると、旧来より言われてきた。変化への適応のためには、変化自体に敏感でなければなるまい。ぼんやりと流れ去る時の中に身を置いていたのでは、単に車窓から眺める景色の移り変わりを見ているようなものである。ただ、電車の車窓からの景色は、自分が動いているだけで対象となるモノが移動しているわけではない。企業行動の対象者である顧客は、時々刻々と変化をし、企業の経営に影響を及ぼしてくる。そのためにも先ず、動的なものを静的な立場で見て感じることがマーケティング・スタッフには求められる。
そのスタートは、変化そのものに「気づく」力である。動きを察知する感性とでも言えようか。何かを見て、自らの動きに変える力のことである。ある対象物を見るだけでは、気づくことにはならない。今までとどこか違う、自分の過去の経験だけでは判断できない、書物を通じて知ったことと何かが違う・・・、と先ずは思う。そこからどうするのか。何故かと考え込むこともある。しかし、いつかそのこと自体を忘れてしまう。それでは「気にする」レベルで止まってしまう。気にして動くこと。動きを伴うかどうかが「気づく」力を持っているかどうかの分水嶺になる。
オフィスのデスクの上に置いてあったティッシュがなくなっているようだと思い、新しいボックスを買う(またはストックを取りに行く)、という行為が「気づく」ということ。「気」は人の精神が外に出る様子をいう。景気の良い話が聞こえてこないビジネス環境ではあるが、「気づく」力が新しいビジネスの可能性を産み出すことを忘れないのが、マーケティング・スタッフである。
そのような「想い」を持ったビジネスパーソンと共に学びたいと考えた場が、「私塾」である。
2009年5月22日金曜日
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1 件のコメント:
私も「気づき」という言葉を良く使いますが、先生のおっしゃる「気づく」の方が良いと感じました。
「気づき」は気づこうとする意識があって成り立ちますが、
「気づく」はハッとひらめく感じがします。
良いお言葉(文言)をありがとうございました。
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