東京でビジネスをしていると、何となく人と接触しながら歩くことが多くなる。同じような街並みの地方中核都市の繁華街を歩いていても、意識さえしていれば人と接触することはそれ程無い。しかし朝の通勤ラッシュ時間では、たとえ意識していようが、どうしても人とぶつかってしまうことがある。時の流れも早いようだ。同じ時を刻んでいるにもかかわらず、周りの景観がそうさせるのか、地域によって流れ行く時がゆっくりしたものに感じる。そして、年の変わり目、カレンダーの厚さに一年の時の流れを思う。
歳を重ねるに従って、一年を実感するスピードが速まると言われる。その流れを知るサインを、何で感じるのかによって異なるようだ。学生であれば、折々の季節休暇が節目になる。自分の誕生日が来て一年、ということを感じる人もいるだろう。自分の生活環境にどのような景観をもっているかによって、その実感する早さが違うように思う。企業のマーケティング活動のスタッフとして参加するビジネスを主としていると、プロジェクト自体の時間の流れが一つの物差しになることもある。そこには、都会も地方も存在しない。千km近く離れた九州でミーティングをしている時は、その空間が東京であろうが福岡であろうが、プロジェクトへの想いはいささかの違いもない。アルプスの山の麓に住んだ経験は無いが、周りの景観から推測するに、時の流れが止まっているのではないかとも感じる。
マーケティングは、時の流れをつかむことから始まる。ただ流されるままに暮らせば、変化実感度も乏しくなるだろう。家族の誰かの誕生日をもってして、時の節目とするのであれば、そこには自分自身の主役感覚が存在しない。マーケティング・スタッフとしては感度が鈍いと言わざるを得まい。日々、自分のマーケティング感で時を感じることを大切にしたいと思う。
2010年12月27日月曜日
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